当院の治療の症例

成人矯正(2期治療)
ワイヤー矯正治療
(メタルブラケット)3

治療前(Before)

治療後(After)

当院では、画像の色、形を変えるような処理は一切行っておりません。

矯正治療前

上の2番目の前歯が両方とも奥に隠れてしまい、反対の咬み合わせになっておりました。また、上の犬歯も生えるスペースが狭かったため、八重歯の状態になっているような、乱ぐい歯(叢生)の状態でした。

矯正治療開始

分析の結果、成長期の成長ピークを上手く利用することにより、抜歯をせずに歯を並べられる可能性が考えられましたので、まずは、上の歯の表面に装置を装着し、矯正治療開始となりました。歯の後ろに入り込んでしまっている2番目の歯は、スペースが狭く、最初の段階で装置をつけることができませんでした。

上の左右2番目の歯に装置装着

上の歯のバランスが整い始め、歯を並べるスペースができ始めたため、一時的に奥歯の高さを上昇させながら、上の左右の2番目の歯に装置装着となりました。

上の左右2番目の歯が並んできました

上の左右の2番目の前歯が、歯並びのラインにきれいに並んできました。

下の装置装着開始

上の歯並びが安定してきましたので、いよいよ下の歯に装置を装着し、矯正開始となります。

右上の埋まっている


永久歯の奥歯を出す方法

右上の奥歯が1本、乳歯から永久歯に生え変わらないため、乳歯を抜歯して、永久歯を掘り出すことになりました。結果としましては、永久歯が骨の中で引っかかっていましたが、上記の方法で、左上の埋まっていた奥歯がかなり出てきました。ここまでに何度か装置を付け直しながら誘導して参りました。

歯並びが安定し始めました

上と下の歯並びがだいぶ安定してきました。今度は、下の左右の一番奥の歯が出てきました。

下の左右一番奥の歯の装置装着

手前の歯に少し引っかかっていましたので、輪ゴムを使いながらスペースを作り、一番奥の歯のほっぺた側に装置をつける予定でしたが、装置をつけるスペースが狭かったため、麻酔を行いながら、歯茎を少し整えて、装置を装着いたしました。

矯正治療終了待ち

治療方法矯正治療(症例:乱ぐい歯・叢生)

治療内容

矯正治療
矯正治療とは、顎の骨と歯のバランスを考えながら、見た目や咬み合わせの改善を目的とした治療となっております。

院長コメント

今回のポイント
成人矯正(2期治療)から開始し、上の左右の2番目の前歯が、後ろに隠れてしまっていましたが、検査結果より、抜歯をせずに歯をきれいに並べられそうであったため、抜歯を行わない矯正治療開始となりました。また、右上の奥歯がなかなか生え変わりませんでしたので、誘導を行ったこと、上の前歯をきれいに並べるため、一時的に歯の高さを上昇させたこと、下の一番奥の歯に装置を付けるため、歯茎を少し整えたことなど、工夫させて頂いたポイントが多くありました。
お悩みポイント
お悩みとしましては、上の左右の2番目の前歯が隠れてしまっていること、上の左右の犬歯が八重歯状態になってしまっていることにより、全体的なバランスが崩れてしまい、咬み合わせのズレや、見た目に大きく問題が生じていることでした。まずは、カウンセリングにて、ご希望されているイメージをお聞かせ頂き、ご相談後、今回の成人矯正(2期治療)をご選択されました。現時点では、成長期の成長ピークを最大限に活用できる年齢であったため、抜歯を行わない方向性で、開始させて頂き、万が一、抜歯が必要である場合は、要ご相談とさせて頂き、成人矯正(2期治療)開始となりました。
治療方法
治療方法としましては、 成人矯正(2期治療)開始 → 成人矯正(2期治療)とは?
①上の歯並びを整えます。
②下の歯の前歯の歯並びを整えます。
③右上の乳歯を抜歯し、永久歯の奥歯を誘導します。
④下の左右の一番奥歯の歯並びを整え始めます。
⑤現在進行中です 抜歯を行わない成人矯正(2期治療)となりましたが、骨格(顎の骨)の成長を促し、きれいに歯を並べるためのスペースが確保でき美しい歯並びと安定した咬み合わせへ導くことが可能となり、最高な笑顔に回復させて頂くことができました。今後は、更なる仕上げを行っていきます。

治療期間・通院回数

11ヵ月  11回

治療費

総額655,000円(税込720,500円)

【内訳】

成人矯正(2期治療)600,000円(税込660,000円)×1
管理料(1ヵ月に1回) 5,000円(税込5,500円) ×11
※治療費・内訳はその後の通院状況により変動する場合がございます。

治療のリスク

①磨き残しによる歯周病の悪化、虫歯の発生
②歯肉退縮(歯茎が下がること)
③歯の根っこの先が丸く小さくなってしまうこと
④歯の神経がダメになってしまうこと
⑤骨性癒着(歯が骨とくっついていて動かないことがあること) ②③④⑤は、矯正治療にて歯が動いている最中にまれに起こります。
⑥矯正治療特有の痛みを感じることがある
⑦患者様のご協力度(通院状況、使用頻度)により治療結果が左右されてしまうこと
⑧状態により予想治療期間が延長してしまう可能性があること
⑨矯正治療を開始後、元の状態に戻すことは困難であること
⑩矯正治療後に歯並びに影響することがあること
⑪金属アレルギーを起こす可能性があること
⑫歯の後戻りが起こる可能性があること
⑬治療中に顎関節症状が出る可能性があること
⑭安定した咬み合わせの最終調整のために歯を研磨させて頂くことがあること
⑮矯正装置が外れてしまった際に誤って誤飲してしまう可能性
⑯治療計画を変更させて頂くことがあること
⑰発音に影響することがある
⑱治療中は装置が目立つこと
⑲治療期間が長期間であること
⑳自費治療扱いとなること
どのような治療におきましても必ずリスクや副作用がございます。当院では少しでも回避できるよう全力で努力致しております。ご理解頂けましたら幸いです。